EC事業者に必要な契約
EC事業を始める場合、ネットショップを開設して顧客に商品を届けられるための体制を整えるために例えば、以下のような事業者と様々な契約を結ぶ必要があります。
契約相手 |
依頼する内容 |
契約の種類 |
---|---|---|
仕入先 |
顧客に販売する商品を提供してもらう |
売買契約 代理店契約 販売店契約 製造委託契約 OEM契約 |
運送業者 |
商品を顧客まで届けてもらう |
運送業務委託契約 |
倉庫業者 |
在庫を保管・管理してもらう |
業務委託契約 賃貸借契約 |
WEB制作会社 |
ECサイトを制作してもらう |
制作業務委託契約 |
広告会社 |
リスティング広告やSEO対策により、集客の手伝いをしてもらう |
リスティング広告運用契約 SEOサービス契約 |
ECモール業者 |
楽天市場等の外部のECモールに出店させてもらう |
出店契約 運営委託契約 |
派遣会社 |
派遣社員を派遣してもらう |
労働者派遣契約 |
自社の従業員 |
指揮命令に従って働いてもらう |
雇用契約 |
その他の委託先 |
その他の業務をしてもらう |
業務委託契約 秘密保持契約(NDA) |
契約書の落とし穴
多くの場合、サービスを提供している側から契約書案を提示される場合が多いと思いますが、ほとんどの場合、契約書案を作成する側に不利がないように作られています。
ここで、重要なのは、これらの契約書は利用規約とは異なり、個別の条項に関して交渉可能な場合が多くあるという点です。サービスを提供する側の多くの業者は、とりあえず自社に最も有利な内容の契約書案を提示して、修正交渉をしてきた相手に対してのみ修正に応じて、特にそのような申し出のない相手の場合は、そのまま当初の契約書案通り進めるという方法をとっているのが実情です。
そのため、発注をする側としても、提示された契約書の各条項の中の重要部分(トラブルが頻発する場面を想定して規定している部分)が自社に不利になっていないか把握した上で、場合により修正を依頼する必要があります。実際にトラブルが発生したときにはじめて契約書を見て、あまりに一方的な内容になっていて驚いたとしても後の祭りです。
原綜合法律事務所の弁護士によるサポート
ほとんどの契約形態は類型的にトラブルが発生しやすい重要なポイントがあります。EC事業者に関係する多くの契約書を扱ってきただけでなく、実際に訴訟や紛争に発展した場面を見てきた弁護士が、勘所を押さえて素早くリーガルチェックを行い、理由をご説明して修正の提案などをさせて頂きます。
また、貴社から取引先に提案できる各種契約書をゼロからオーダーメイドで作成することも可能です。
【弁護士費用(税込)】
スポット(顧問無し) |
顧問先様 |
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(契約書チェック) ※ 33,000円/1時間 (契約書作成) 1通 66,000円~198,000円程度 |
(各プランの時間内で)無料
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※ 顧問無しの場合は、案件ごとに1時間単位の切り上げ計算となります
(ある案件に1時間10分を要した場合は、2時間分として66,000円)。